家と家族を守りたい?           でも、その窓で本当に大丈夫?

住宅の防犯対策は必要?

家族と生活を守る家。防犯対策していますか。

警察庁のWebサイト犯罪情勢平成30年の刑法犯に関する統計資料(2020年4月28日引用) から住宅侵入犯罪の現実を見てみます。

 

その前に(ご存知とは思いますが)基本的な言葉について抑えておきましょう。

「強盗」と「窃盗」の違い

「強盗」とは、刑法236条に「暴行または脅迫を用いて他人の財物を強取した者…」と規定があります。

「窃盗」は、刑法235条に「他人の財物を窃取した者は…」です。こっそり黙って盗むのが窃盗ですね。

今回は「窃盗」のデータに着目していきます。(そもそも侵入できなければ強盗も無理!)

「窃盗」の中身もいろいろある

窃盗犯にもいろいろあります。
統計資料の図表1-2-4-1によると、窃盗犯は

  1. 侵入窃盗(金入機関、店舗、住宅、倉庫などに侵入する)
  2. 非侵入窃盗(ひったくり、すり、車上ねらい等)
  3. 乗り物盗(自動車・オートバイ等)

に分類されます。

 

「侵入窃盗」は件数が一番少ないとはいえ、1年で日本国内6万件を超える犯罪が発生しているのです。

こちらのデータの図表1-2-4-1を加工しグラフ化しています。

侵入窃盗の中で一番多いのは

「侵入窃盗6万件」の内訳(図表1-2-4-2)をグラフ化しました。

空き巣・忍込み・居空きの3つは、一般住宅に侵入した窃盗で全体の50.2%を占めています。

空き巣、忍込み、居空きの違いは、次のとおりです。

  • 空き巣:
    家人などが不在の住宅の屋内に侵入し、金品を盗むものをいいます
  • 忍込み:
    夜間、家人などの就寝した頃を見はからって住宅内に侵入し、金品を盗むものをいいます
  • 居空き:
    家人などが昼寝や食事をしているすきに住宅内に侵入し、金品を盗むものをいいます

※言葉の定義は警察庁スマイル防犯110番より

※このグラフはこちらのデータの図表1-2-4-2を加工しグラフ化しています。

住宅を発生場所とする侵入窃盗での手段は

侵入窃盗の中の4割を占める「空き巣」。
空き巣の侵入手口は、無締り(むじまり=無施錠)が約8000件、ガラス破りが約9300件。

 

居空きや忍込みでは無施錠の割合が増えていますが、無施錠の窓があるのに、わざわざガラスを割って侵入することは考えにくいです。

 

ということは、施錠している家に侵入したい→まず窓破りからといっても過言ではないでしょう。

 

こちらのデータの図表2-2-1-5を加工しグラフ化しています。

侵入盗を防ぐために。「窓ガラス」対策がおすすめ!

住宅・家の幸せや財産を奪う侵入盗。直接対策するなら「窓ガラス」から。

 

窓ガラスが破られなければ、約1万件の泥棒(空き巣・忍込み・居空き合計)は、家に忍び込むことはできなかったはずです。ガラスが破られないために、どうしましょう。

  • 窓をやめますか?
  • 防犯ガラスにしますか?
  • 防犯窓フィルムを貼りますか?

現在住居新築中の方は、防犯ガラスという選択もあります。でも、そうでなければ…

 

ガラスに貼るだけの「防犯フィルム」で、対策してみませんか?

「防犯フィルム」の性能は

「防犯」性能をどう評価するか。

防犯性能に関する官民合同会議※1で定められた防犯性能の基準は

  • 騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対しては、5分以上耐えること。
  • 騒音の発生を許容する攻撃方法に対しては、騒音を伴う攻撃回数7回(総攻撃時間1分以内)を超えること

と決められています。

 

ガラスの打ち破り試験については、「バールによりクレセント(鍵)及び補助錠付近の2ヶ所に合計7回打撃を加えて、手首程度まで挿入が可能な穴を開けて手首を差し込み、サッシを開く方法(1分以内)により、サッシが開かなかったものを合格とする」と決められており、それを満たすものが「防犯建物部品(CPマーク)」として認定されます。

 

この認定が一つの目安になるでしょう。

 

※参考文献 警察庁スマイル防犯110番「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」(2020年4月28日引用)より

※1正式名称は「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」

 

では「防犯建物部品」の3Mスコッチティント防犯フィルム Ultra 600のデモ映像(35秒間)を見てみましょう。

これは、上の動画の約30秒近辺の画像です。

バールのような尖った工具で叩いていますが、穴はあいていません。
※ULTRA600は現在取扱いがありませんが、ULTRAS2200の流れを組む製品です。


こちらは「飛散防止フィルム(SH2CLAR)」と「防犯フィルム(SH15CLAR-A)」でのバット打撃実験です。

防犯フィルム SH15CLAR-Aでは、ガラスは割れおちても、フィルムが破れず穴が開くことはありませんでした。(1分45秒付近)

※以上2動画は、2020年4月28日3Mデモ動画をyoutubeより引用


「防犯建物部品」指定の窓フィルムの性能をご理解いただけたでしょうか。

 

なお、防犯フィルムを使用しても、適切な施工でなければ本来の防犯性能が発揮されません。窓フィルム専門業者への依頼をお願いします。

「破られない」から「割らせない」へ

一定の基準を満足した対策・施工・条件であることを証明し、日本ウィンドウ・フィルム工業会へ申請をすることで、CPマークの認定シール(シリアル番号付き)を窓ガラス裏面に貼ることができます

 

シールが貼ってなければ、窃盗犯はガラス破りを実行し、結果として穴があかないことで財物は守られますが、ガラスにはヒビが入り修理が必要となります。

シールが貼ってあれば「防犯フィルムを貼ったガラス」であることが一目でわかり、窃盗犯はガラス破りを実行することなく、侵入をあきらめます。窓ガラスも財物も守ることができるでしょう

 

CPマークの入手については種々の条件を満たす必要があります。費用は別途となりますが、ご興味のある方は相談ください。

※CPマーク取得条件等は日本ウィンドウ・フィルム工業会「CPマーク」をご確認ください。

  

  • 防犯性能を発揮するために、施工は専門業者に依頼してください
  • ガラスは割れないわけではなく、割れても穴が開きにくく、泥棒の侵入を防ぐものです。ガラスの割れを防止するわけではありません。

他にもこんなメリットが

<メリットその1>

割れたガラスが飛び散らないので、地震や台風などの災害時にも、家族のケガ防止に役立ちます。

 

<メリットその2>
紫外線を99%以上カット、日焼けによる家具や建具の劣化を防ぎます

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